努力と報酬とその代償
ダニシュタのシンボルはドラムです。そのためか、このナクシャトラを持つ人は音楽好き・ダンス好きが非常に多いです。そしてドラムと関係あるかわかりませんが、なぜか(少なくとも若い頃は)細身の体型を持つ人が多いです。
ドラムで一定のビートを刻むには規律、体力、忍耐力が必要ですが、このナクシャトラの人たちも並外れた統率力をお持ちです。その結果、超仕事人間となります。
ダニシュタの特徴は、ナクシャトラが位置する星座(山羊座・水瓶座)支配星の土星とナクシャトラ支配星の火星の組合せからも見て取れます。土星+火星のコンビネーションはタフな非常にタマス的で、現実世界で生き残る術を十分に身に着けています。
ダニシュタは『最も裕福な人』『最も有名になる人』といった異名を持つほど、その類い希な努力で成功と名声を勝ち取る、持っていて損はないナクシャトラではあります。
しかし、そう手放しで素晴らしいナクシャトラなんて1つも存在しないのです。必ず表があれば裏があります。
努力に対する当然の報酬だと言えますが、しかし逆を言うとこのダニシュタさん達は代償なしには成功がないのです。この世には世渡り上手がウヨウヨいますが、ダニシュタさん達にはショートカットの道はありません。
そして自然の成り行きですが、仕事漬けの人生になるとプライベートが上手くいかなくなる場合がほとんどです。特に結婚生活はその代表例となります。
多くの有名人がダニシュタを持つ
現在世界一の大富豪、テスラCEOイーロン・マスクの火星は山羊座側ダニシュタにあります。彼の火星は最高の位置にあるため、もちろん地位・名声をもたらしましたが、プライベートでは過去3度の結婚・離婚を繰り返しています。
伝説のロックスター、エルヴィス・プレスリーも、エルヴィス・プレスリーのファンだった元首相小泉純一郎もダニシュタにそれぞれ土星、金星を持っていますが、どちらも離婚を経験しています。しかしダニシュタは音楽に強いので、エルヴィスに音楽の才能をもたらし、小泉氏を音楽好きにさせました。
他火星ナクシャトラ(ムリガシラやチトラー)にも共通しますが、ダニシュタは写真映えがするため、芸能人やモデル、メディアに登場する人物でダニシュタを持つ人は多いです。マリリン・モンロー(月・木星)、オードリー・ヘップバーン(アセンダント)、元ダイアナ妃(月・ケートゥ)、ジョニー・デップ(土星)、三浦春馬(火星・金星)等々。ダニシュタを持つ有名人は時代の寵児となる可能性を秘めています。しかし、知名度が大きければ大きいほど、それに比例した何かしらの代償を払わされます。
人生で一度は絶対に日の出を見るダニシュタ
もし例えダニシュタを持っているにも関わらず、どうしようもなくお金に困っていたり、人生詰んでいる人がいたとしても、私は絶対にその人の成功を信じます。もちろん全ての人が有名になりはせずども、少なくともダニシュタさんは家族の中で一番成功する人になるし、必ずどこかのタイミングで今までの苦労が報われます。実際に身近でそういう人を見たことがあります。
また、代償も名声の度合いに比例するはずで、全体的なチャートも考慮する必要があるので、ここで書いた例は国内・世界レベルで成功した人の例として参考にして頂けたらと思います。
自分のダニシュタの力を信じたい方、サイドエフェクトを知りたい方は、インド占星術の鑑定を受けてみましょう。