聞き上手は世界を征する!?
耳をシンボルとするシュラヴァナ・ナクシャトラ。
聖徳太子はきっとこのナクシャトラを持っていたに違いないと思うほど、彼の伝説の逸話はこのナクシャトラの説明にピッタリです。
聖徳太子の伝説とシュラヴァナの共通点
- 生まれながら言葉を話すことができた
- 成人後は十人の訴えを聞き分けた
- 未来のことを予言できた
聞く力が強い人は言葉にも強くなります。シュラヴァナを持つ人は、語学に強かったり、音楽的素質があったり、全体的に勉学に長けています。
事実、音楽でいうと、クラシック作曲家モーツァルト(太陽・水星・土星)、ビートルズのジョン・レノン(月)、『ハレルヤ』で有名な歌手ジェフ・バックリー(月)などがシュラヴァナを持っています。人を癒す力・感動させる力を持ちます。
シュラヴァナが位置する山羊座は権力欲が強いことで知られますが、本来は民主主義文化を大事にする星座なのです。周りの話をよく聞くシュラヴァナは、この山羊座の民主主義者の面をよく示しています。
しかし聞き上手の周りには自然と人が集まってくるので、結果トップの立場に君臨する可能性を秘めています。
熱狂的信者を持つ可能性
特にシュラヴァナのナクシャトラ支配星は月で、月はカリスマ性を発揮します。また、世俗的である一方、シュラヴァナの聞く力は普通の人には聞こえない超能力性も含むため、周りから熱狂的に崇められる存在になり得ます。
事実、現ローマ教皇フランシスコは月と金星をシュラヴァナに持ち、癒しの力を発揮しています。
一方、1980年代ヒッピー文化が盛んなアメリカでカルト集団の指導者で数々の犯罪を犯したチャールズ・マンソンも月とラーフをシュラヴァナに持っていました。実際に彼は自分の信者を利用して間接的に犯罪に手を染めたようですが、これはシュラヴァナが間違った方法で力を発揮した例をよく表しています。
(とはいっても、チャールズ・マンソンのような極端さは、もっと別の理由で生じたものですが・・・)
自然と繋がるシュラヴァナ
月は自然の万物に属するため、シュラヴァナも自然や大地に縁があります。大地から不動産運にも繋がり、また海外に縁がある人も多いです。
大地、また、「聞く=振動」という点から、世界情勢を占う観点で見ると、シュラヴァナにトランジット惑星が入る時は地震が発生する可能性が高くなると言われています。
振動を察するのは予知能力の1つであることから、聖徳太子のようにシュラヴァナは預言者だと呼ばれるのです。
自分の偉大なる可能性を信じたい人は、インド占星術鑑定を受けてみましょう。
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