現在(2022/3時点)も絶賛トランジット金星+火星コンジャンクション中なので、恋愛特集続けます♡(あれ、いつから恋愛特集してたっけ、という感じですが。)
金星のナクシャトラ位置から考察する、愛に溺れる人/冷静な人
私の考察結果、愛に溺れる人はアシュレーシャー金星の人、最も冷静な人はチトラー金星の人でございます。
身を焦がすほどの愛に飲み込まれたいアシュレーシャー
数週間前に『ダメージ』という映画を見ました。ライオン・キングの記事でも登場した、1室金星inアシュレーシャー持ちの俳優さん、ジェレミー・アイアンズが主演の映画ですが、内容はというと、絵に描いたような順風満帆な人生を送ってきた中年男性が若い女性に一目惚れし、急展開でのめりこんだ末全てを失うという話。しかも、その若い女性が自分の息子の恋人(のちのフィアンセ)というホラー。一応ジャンルは官能映画なはずですが、実際はサスペンス劇場。アシュレーシャー解説で取り上げた映画『Red』と全く同じ展開、観客をヘビーな気持ちにさせてくれます。(でも、個人的には『Red』のほうが怖かった。)
この中年男性を演じたジェレミー様は恋に溺れて破滅(自滅)する役が非常にお似合いなのです。映画評論サイトも確認してみたら、満場一致でした。現実にこんなおじさんがいたら、芸能記者に囲まれてリンチに合うだけですが、ジェレミー様の演技に説得力がありすぎて、「おじさん、可哀想すぎるわ・・・」となるわけです。
『Red』で危険な男性にのめり込んでしまった女性役を演じた夏帆さんも金星アシュレーシャーをお持ちのことを考えると、やっぱりアシュレーシャー金星は運命の人に出会ってしまうと突っ走ってしまうみたいです。
愛を笑いに昇華もできるチトラー
ところで、私はこの『ダメージ』でジェレミー様が破滅への道へと向かっているのを見ながら、バカリズムのコントを思い出していました。
将来結婚も考えていた女性が政略結婚をさせられそうになり、奪え返しにいくべきかどうかを冷静に判断するナオト(演:バカリズム)。そして、「運命の人=そのときに、たまたま愛している人」と悟っています。もう、このバカリズムのコントを『ダメージ』ジェレミー様に観てもらいたかったほど、素晴らしい分析力!
こんなコントを作るバカリズムの金星は乙女座にあるのかしら?と見てみたら、やはりそうでした。金星にとって論理的すぎる乙女座は一番居心地が悪い場所とされますが、特に居心地が悪いのはチトラーになります。そしてバカリズムさんの金星はチトラーにあり、こんな最高なコントを作ってくれるわけです。
チトラーの解説で書いた通り、チトラーはロックスター気質で、たとえ金星にとって居心地が悪い場所だと言われていても、十分金星の威力を発揮することは可能なのです。でも、自分が惹きつけた全ての人と感情的にコネクトしたら、体が持ちません。なので、絶対に愛に溺れることはないのです。
じゃあ、チトラー金星の人は結婚・恋愛もしないのか、浮気もしないのか、と言ったらもちろんそんなことはなく、普通に結婚もできるし、浮気だってできます。ただ、感情的な浮気は多分ない。
乙女座チトラーの反対側に位置するナクシャトラは魚座レヴァティーで、金星が一番居心地よく過ごせる場所になります。なので、このレヴァティー金星も愛にのめりこむのかな?と考えたのですが、私はあまりその事例を見たことがありません。対になる星座・ナクシャトラは一見違って見えても同じ核となるものを共有しているので、実はレヴァティーも意外と恋愛には冷静なのだと思います。
考察を終えての個人的感想
ロマンチックではない現代の世の中においては、多分冷静な金星を持っているほうが生きやすいんじゃないかなぁ、と思います。そういう意味では、やっぱりアシュレーシャーは確かに可哀想だし、愛の被害者になりやすい。加害者に見えたとしても、実は被害者。悲劇を免れるために、バカリズムさんを皆で見習いましょう。
自分の恋愛観はどのタイプ?を知りたい方は
恋愛観でいうと、金星または月の位置、2室や5室の支配星の惑星位置を見ると良いでしょう。より詳しく調べたい方は、インド占星術家まで今すぐお問い合わせを!