「触が発生する時、新たな王が生まれる」と古代の人たちは定義したようです。
それを体現するのが、世界一有名な英国王室の方々です。2022年9月に崩御したエリザベス女王2世の父親、ジョージ6世の代から占星術の観点で見ると興味深い結果が出ました。
ジョージ6世の場合
ジョージ6世が即位した日は、1936/12/11(日本時間。以下同様)。その3日後に日食が発生しています。
日食時の太陽・月の度数は、蠍座29度。ジョージ6世が持つ太陽の真上に完璧に日食が重なりました。太陽は王様・権力・リーダーの象徴であり、これ以上説明は不要です。
ちなみに、彼の場合は、父親が亡くなった後に一度兄が王となり、その兄が退位したことにより、王となりました。
エリザベス女王2世の場合
エリザベス女王が即位したのは父親が死去した日である1952/2/6。その5日後に、月食が発生しました。
月食時、月は蟹座28度、太陽は山羊座28度を通過中。エリザベス女王のチャートに当てはめると、火星の頭上に月食時の太陽が重なります。エリザベス女王の火星は獅子座のナチュラルハウスである5室支配星であり、5室に太陽在住のため、太陽のディスポジターでもあります。
チャールズ3世の場合
チャールズ3世の正式な即位日は2022/9/10。その約1ヶ月後の2022/10/25に日食が発生します。日食時の太陽と月の位置は、天秤座約8度。チャールズ3世はその反対側の牡羊座に月を約7度に持ち、日食時の太陽・月がアスペクトします。そして、彼が持つ月は1室支配星で10室(キャリア・地位)在住です。
ただし、彼の母親・祖父と比較すると、やや説得力に欠けるというか、弱い感じの星回りかもしれません。。。
ちなみにチャールズ3世は月食生まれです。
ウィリアム王子の場合
英国王室と触の関係を追っていくと、日食生まれのウィリアム王子の行方がどうしても気になって仕方がありません。
限定的に見た感じで、下記の点を考慮します。
それで言うと有力候補なのが、2024/10/3の日食時です。この日食時に太陽・月がウィリアム王子の火星の頭上を通過。(エリザベス女王の即位日と同じ現象。)ウィリアム王子の火星は5室支配星で10室在住。
今後も、英王室からは目が離せません。
おまけ

2022/10/25の日食前後6ヶ月内にイベント目白押しとなる人は、下記に当てはまる人たち:
- アセンダントまたは月が牡羊座または天秤座
- 牡羊座・蟹座・天秤座・山羊座に惑星集中している人
- (どの星座においても)約8度または約19度に惑星またはアセンダントを持つ人
当てはまるのが多ければ多いほど、日食の影響は強まります。
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