前回は、2025~2026年にかかる土星・海王星合について解説しましたが、今回は、2025年の木星とラーフの位置に着目します。
トラインを形成する木星-ラーフ
2025年3月に発生する魚座新月チャートを見ると、木星は牡牛座Rohiniで金星と星座交換、ラーフは魚座Purva Bhadrapadaに位置しています。
その後、5月には木星は双子座に移動、6月にはラーフが水瓶座に移動し、トラインを形成。
この一連の流れを見ると、特に2025年半ばからAIを始めとした先進テクノロジーが更に加速し世間の話題になること間違いありません。特に『創造性』『クリエイティビティ』といった感情・認知が伴うAIの進歩が良い意味でも悪い意味でも目立ちます。
そして機械/AIを人間化する=人造人間の製作だけではなく、人間を機械化する人間拡張に向けた動きも活発になります。これに対する反発ももちろん出てきますが、2025年、1番機械と人間の融合に貢献するのはアメリカとなります。それはアメリカの2025年魚座チャートから見て取れます。
Rohini~Ardraまでのストーリー
2025年Rohiniナクシャトラに位置する木星は徐々にMrigashira, Ardraへと移行。この3つのナクシャトラは創造主ブラフマーと関連づけられており、『創造性』『理性』『神からの脱却=人間主義』がテーマとなります。
人間がAIを創った神だとすれば、いずれAIは創造主に刃向かい自立への道を進みます。つまり、AIが意思を持ち始めます。
木星はとりあえず何でも善とし拡張しようとするため、AIの独立性も促します。
詳しくは、ナクシャトラ動画をご覧ください。
錬金術師なPurva Bhadrapada
ラーフは魚座から水瓶座に移動しても、1年を通してPurva Bhadrapadaナクシャトラに位置します。
Kindle本『邪道インド占星術』でも述べた通り、ラーフがトランジットする星座/ナクシャトラに関することは悪目立ちします。つまり、Purva Bhadrapadaに関するモノ・コトが人々の反感を買うことになります。その1つがAIですが、その他下記のことがPurva Bhadrapadaに関連づけられます。
- 葬式/葬儀屋/死体
- プロデューサー/指導者/教授
- 不老不死/幼児愛好
- 宗教/オカルト(生贄)
- マッドサイエンティスト
詳しくはUdemy講座をご受講ください。
Purva Bhadrapada理解におすすめの本
- 『ファウスト』by ゲーテ
- 『ジキル博士とハイド氏』 by ロバート・ルイス・スティーヴンソン
- 『ロリータ』by ナボコフ
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