権力者は山羊座が強い、でも・・・
インド占星術講座動画制作の中で10室(ナチュラルサイン山羊座)の説明パワポを作成していた時、ふとHBO制作ドラマ『ROME(ローマ)』(2005年)を思い出しました。
ドラマはシーズン1とシーズン2があり、シーズン1はガイウス・ユリウス・カエサルが台頭し、独裁者となり、そして暗殺されるまでの激動の時代を描いています。総制作費は200億円以上、制作期間は企画から撮影終了まで約8年をかけているほどなので、素晴らしい作品となっており、皆さんにもぜひ観てもらいたいです。
10室と山羊座のことを考えていた時に、『ROME』に登場するカエサルが思い浮かんで、「もしかしてカエサル役を演じた俳優さん、山羊座が強いのではないかな?」と期待を込めて、キアラン・ハインズさんという方のチャートを拝見したら、まさにビンゴでした。
カエサルと、そのカエサルを演じた俳優を繋ぐ山羊座ダニシュタ
俳優キアラン・ハインズ
1953年2月9日生まれの彼のアセンダントは不明ですが、太陽とラーフが山羊座に位置しています。太陽は政治を、ラーフは権力への欲を示します。ナクシャトラを見ると太陽はダニシュタに、しかも山羊座26度と、火星が高揚する度数に位置しています。(ちなみにラーフの位置はシュラヴァナ・ナクシャトラ)ついでに、山羊座支配星土星の位置を見ると天秤座で高揚(=土星が最も輝ける場所)していました。なんて強すぎる・・・
キアランさんは本当にカエサル役がはまり役であったため、多分実際のカエサルもこんな風に山羊座が強かったんだろうなぁ、と思うわけです。少なくとも、世間一般が持つカエサルの独裁者/権力者イメージは山羊座に繋がっているはずなのです。
カエサル
ちなみに念のため本物のカエサルの生年月日とされる紀元前100年(-99年)6月29日で見てみたら、なんと土星 in 山羊座ダニシュタ (山羊座25度)。なんてこった・・・カエサルの誕生日の信憑性は薄い気がしますが、それでも何かしらの土星&山羊座の意味があるはずです。
私はこのブログでも何度も土星の威力について書いてきましたが、このカエサル(のイメージ)の一件でも、地位と権力に貢献してくれる惑星であることが分かると思います。そして10室ナチュラルサイン山羊座は特にその可能性を秘めています。
独裁者には制裁を
でも忘れてはならないのは、カエサルは暗殺されたということです。しかも暗殺者の中には「ブルータス、お前もか」で知られるカエサルの腹心もいて、裏切られた形になります。
なぜこのような事態になるかというと、山羊座は独裁者に制裁を与えるからです。山羊座は民主主義のサインであり、皆のために仕えるのであればトップの座に就かせてあげてもいいよ、というスタンスです。王様のようにふるまっていいのは獅子座であり、山羊座ではありません。そして山羊座支配星の土星はカルマ:原因と結果の星であるため、山羊座の指示を無視して好き勝手やらかす人には、それなりの結果が返ってきます。
なので、ロシアのどこかのプーチンさんという人もラーフを山羊座ダニシュタ(26度)にお持ちのようなので、この山羊座ルールを無視しないほうが賢明なのではないかなと思います。
やぎ座/10室をより理解するには
山羊座の支配星は土星であり、土星は10室のカラカでもあるため、土星の理解を深めるのが良いでしょう。
土星を含めた惑星の理解を深めたい方は、Udemy講座『インド占星術 初心者向けコース』を受講してみてはいかがでしょうか。まずは動画プレビューを。
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