「結婚しなかった理由」の検証
はい、これも私です(笑)
またかよ、と思われたとしても、この人体実験(=個人体験談)シリーズは人気なのです。
『インド占星術は他の占いよりも結婚の的中率が高い』とされます。私も同感です。
でも、時に結婚しない人もいて・・・
ジェイミニとパラシャラで見る結婚のタイミング
インド占星術の中にも細かく見ると流派があり、1番有名なのが、パラシャラ流派、その次にメジャーなのがジェイミニ流派です。
ちなみにパラシャラ、ジェイミニは占いの法則を生み出した (または、文章にまとめた)人たちの名前です。
この2つの流派が定義する結婚の条件にどちらも当てはまった場合、結婚のタイミングだとされます。
その条件は複数ありますが、ざっくりとしたメインは下記の通り。
パラシャラで見る結婚の時期
- 1室または7室の支配星のヴィムショッタリー・ダシャー(運気)を体験中の時
- 1室または7室に在住する惑星ダシャー時期
- 金星期、木星期、またはラーフ期
- DK(ダラ・カラカ)の惑星ダシャー時期
ジェイミニで見る結婚の時期
- 運行中のダシャーの星座または、そこから数えて7室目(=正反対の)星座に金星またはDKの惑星が位置している時
*DK惑星はジェイミニ・ルールによるもので、7室に相当します。Jyotish OneでDK惑星を確認できます。下記の例では、DKは水星
上記が超基本のルールになりますが、これ以外にも様々な条件があるので、そうすると、
結婚のタイミングって、意外に多くない?
となるわけです。
結婚条件に当てはまっていた"私"
さて、私は下記の理由で、パラシャラ・ジェイミニどちらの結婚の条件にも当てはまっていました。
- パラシャラ:DK惑星のヴィムショッタリー・ダシャーを体験中だった。ただし、メインのダシャーではなく、サブダシャーがDK
- ジェイミニ:DKが在住する星座ダシャー(チャラ・ダシャー)を体験中だった。しかも、D9でも同じ星座にDKがあったため、結婚の可能性は非常に高いと見られた。
- さらに!木星・土星トランジットが自分の7ハウスにアスペクトすると結婚のタイミングと言われているが、ちょうどそのアスペクトを受ける時期もあった。
結果、この時期の私は何をしていたかって?
日食失恋事件を起こしていました(笑)もう、どうゆうことー!?
そもそもの結婚の定義と『結婚しない可能性』
そもそもインド占星術における結婚の定義が現代的に置き換えると曖昧なのです。
結婚の定義=一緒に暮らす
現代的解釈 = お付き合いする、同棲する、事実婚も結婚として捉える。
えー、定義の幅広げすぎ・・・でも、昔は結婚しないと一緒に暮らすこともなかっただろうから、仕方ないかぁ。
だから、結婚のタイミングなのに結婚しなかったとして、占い師さんに詰め寄っても「でも、お付き合いしていた人はいるでしょ?」と言われるのがオチです。
つまり私の日食失恋事件も、広義で『結婚』に該当するみたいです。
でも、「結婚したい!」と強く願う人にとっては、納得いかないと思います。私もそうでした。
ただ今考えると、私が結婚しなかった占星術的理由は、結婚の可能性だった理由と同じか、それ以上あったのです。
結婚しなかった理由
- DK惑星にGK惑星(=6室に相当)とラーフがアスペクトされていた。さらに私のDKは生来的凶星である。
- DK惑星がある星座の反対側にもGK惑星とケートゥがアスペクトされていた。
- 自分の持つチャート自体が、晩婚の傾向であった。(例:金星と土星のアスペクトや土星の7室へのアスペクトは、結婚は30歳以降になる傾向。)私の結婚の幻が見えた時は、20代半ば。
- 冥王星が絶賛、金星+海王星頭上通過中だった
結婚=幸せ、はありえない理由
以上、私の『結婚の可能性』と『結婚しない可能性』を見て学んだことは下記の通りです。
- 自分のチャートが持つポテンシャルが一番重要。
でも、なんで幻のタイミングが正しい時期よりも前倒しで来てしまったんだろう?というと、「間違った時期に間違った場所に居合わせてしまったから。」もしくは、「完璧な状態で本番に挑むため、辛い予行練習が必要不可欠だったから。」
私の場合は、冥王星のトランジットがその理由を裏付けてくれていました。 - たとえ結婚していたとしても、間違いなく破綻していた
この時期に誰かと結婚しても上手くいかなかっただろうことは、占星術的に今見ると明らかでした。
私の性格上、誰かと一緒にいて惨めな気持ちになるくらいなら、1人で惨めでいたほうがまだマシ。と思ってしまうので、やはり結婚はあのタイミングではなかったと思います。
でもある人は、その逆を選ぶのだとも知っています。その場合、幸せな結婚ではないかもしれませんが、『結婚=幸せではない』ことを学ぶために結婚するのだろうなと思います。
私のように、過去になぜこれが起きた(起きなかった)のか疑問を持つ方は、インド占星術鑑定を受けてみましょう。