インド占星術では例外的な天王星、海王星、冥王星
インド占星術では、西洋占星術で使う外惑星(天王星、海王星、冥王星)を使用しません。
外惑星は歴史的背景を示す意味合いが強いため、私も基本的には、個人のチャートを読む際には外惑星を考慮しません。しかし、下記の場合には例外的に、外惑星の意味を汲み取っても良いのではないかなと思っています。
- 外惑星が自分自身全般を示す1室に位置する(特にアセンダント度数に近い)
- ある惑星との距離が非常に近い(5度前後)
- 生まれた瞬間に、外惑星がステーショナリー(惑星の動くスピードが0=停まって見える)
各外惑星の意味
天王星:変革、エキセントリック、突然の出来事
海王星:謎、幻想、直感
冥王星:支配力、極端、破壊と再生
外惑星が1室に位置する時
20世紀に活躍したシュルレアリスムの芸術家、サルバドール・ダリの1室には海王星が位置しています。ダリの作品は、夢・無意識の世界を表現していることで有名で、彼自身もフロイトに感化され、精神性や内面世界へ没頭していったようです。海王星はまさに、夢や幻想を表しています。

ある惑星との距離が非常に近い
映画『ターミネーター』シリーズで、不動の地位を得た、“シュワちゃん"ことアーノルド・シュワルツネッガーは、暴力的な父を非常に恐れていたことで有名です。父親は、第二次世界大戦中に軍事警察官として、ナチスに関わりがあったと言われています。

シュワちゃんのホロスコープを見れば、父親に対する恐怖は一目瞭然です。父親を表す太陽、9室(父親)の支配星である土星、冥王星が密接にコンジャンクトしています。太陽+土星のコンビネーションだけでも、父親とのわだかまりが予想されますが、そこに支配を示す冥王星が加わると、間違いなく恐怖になります。そして、外惑星は社会背景を表すものなので、父親が暴力的になった背景には戦争があったことが伺えます。
シュワちゃんと生まれが半年違いの、ロックバンド『エアロスミス』のボーカリスト、スティーブン・タイラーも、父親を示す9室に、土星+冥王星のコンビネーションがあり、実際、父親は兵役経験者でしたが、シュワちゃんの父親とは大分様子が違ったようです。その違いは、太陽や9室支配星の位置の違いによって現れました。
外惑星がステーショナリー
惑星は常に前進していますが、地球と惑星の距離が近づいた時、地球から見ると惑星は逆行しているように見えます。逆行が始まる前、惑星のスピードは遅くなり、一度完全にストップして見える現象が起こります。逆行後、惑星が地球から離れていく過程で、再度ストップした後、スピードが元に戻り、また前進して見えるのです。この逆行・前進する直前で惑星がストップした瞬間を、ステーショナリーと呼びます。ステーショナリーにいる惑星は、その意味合いを最も発揮すると言われています。
モデルの森星が生まれた日は、天王星がステーショナリーの状態(スピードが完全に0)にありました。このことから、彼女が非常にエキセントリックで、新しい風を吹き込むような活動をされることが予想されます。

自分の外惑星の位置を知る方法
無料インド占星術作成サイトでは、外惑星を扱っていません。英語版になりますが、Cafe Astrologyというサイトで、サイデリアル方式(インド式で使っている計算法)のチャートを出せるため、こちらで外惑星の位置を確認できます。
Cafe Astrology:https://cafeastrology.com/free-natal-chart-report-sidereal-vedic.html
ステーショナリーかについては、一般サイトでは確認できないため、占星術家に確認してもらうのがよいでしょう。
『Jyotisia by はやたともみ』の鑑定では、外惑星も考慮したインド占星術の鑑定を行っています。この機会に鑑定を受けてみてはいかがでしょうか?
