全ての8室人たちへ
我ら8室が強めな人たちのための取扱説明書について書いていこうと思います。
そう、「我ら」というのも、私自身、8室に3つの惑星(西洋占星術で使う天王星、海王星、冥王星も含めると5つ)があるので、この8ハウスには深く縁があります。
きっと、この記事をご覧のあなたも、何かしら8室に縁があり、かなり不安に感じているかもしれません。
なぜなら、我ら8室人は、何千年前の古代人が作ったルールによると、インド占星術*・西洋占星術に関わらず、かなりハードモードな人生を送るとされているから。
深く掘り下げる前に、まずは8室人の定義を。
*筆者はインド占星術家であるため、インド式で解説しますが、インド式・西洋式関係なく、8室は8室です。
8室が強めな人の条件
- アセンダント、または月から見て、8室にいる惑星の数がホロスコープの中で1番多い
- アセンダントの支配星、または月が8室にいる
- 8室の支配星が1室にいる
- 8室ではないが、蠍座に複数の惑星が在住している
特に、アセンダントの支配星+複数の惑星が8室にいると、一番8室が強めな人な気がします。
また、アセンダントによって8室に来る星座は人により異なりますが、8室のナチュラルサインは蠍座です。そのため、8室でなくても蠍座に惑星が集中している方も、『8室人』と認定してもよいでしょう。
その他、私はインド占星術の観点から土星外惑星:天王星・海王星・冥王星は数に含めませんが、入れてもらっても構いません。
*8室や土星外惑星について、筆者Kindle本『邪道 インド占星術』でも解説しています。ぜひお求めを*
我ら8室人の特徴
8室人は、周りから最も理解されにくく、かつ誤解をされやすい人々です。「何を考えてるかよく分からない」と言われることも多いかもしれません。
その一方で、8室人は、周りの人たちのことを、瞬時に見抜く直感力・洞察力があります。
そう、この直感力。
あなたに霊感が全くなくても。スピリチュアルとか宗教とか全く興味なくても。降ってくる力が存在するのです。
この直感力のおかげで時々得をしたり、救われたりすることもありますが、一方、この直感力がきっと、8ハウスが呪われているとまで言われる所縁かなと思います。
なぜなら私たちは、普通の人なら気がつかない、見逃す(もしくは見逃した方がいい)であろう深い部分やネガティブな点にまで目を向けてしまうから。
目に見えるものをそのままの状態で受け取らずに、つい裏も読んでしまうため、素直に「この人素敵♡」とか、「この世界って、なんて素晴らしいんでしょう♡」とは言えない・思えないのです。
なぜこんな風に考えてしまうかと言うと、もちろん生まれ持った性質もありますが、やはり、原因となるような、自身に影を落とす出来事に直面したことがあるからだと思います。
そして、大抵の場合、その出来事には「他人」が絡んできます。8室は必然的に、人と関わらずを得ないハウスなのです。
そんな嫌な経験がたった1回だろうが、複数だろうが、自分に降りかかってくると、いつか必ず、「もういい加減にしてくれ!」と思うわけです。
そうすると、8室人は何をするか。
あえて立ち向かおうとするのです。
ある人は、それを「復讐」と呼ぶかもしれないし、「コントロール・フリーク」とも呼ぶかもしれません。
嫌な思いをする前に、自分の感情をシャットアウトする。やられたら、やり返す。(倍返しだ!!)というより、自分がやられる前に、防御する。奪われる前に、奪う。直感を使って、周りに気付かれず、準備周到に・・・
多分、こういった心理・行動が、『8ハウス=遺産を相続する人』や、『8室=資産を蓄える人』に繋がるのではないかと思います。やはり、遺産相続や貯蓄には、それなりの力が必要になるはずなので。
そして、実際にお金については、ある程度は困らない人生をもしかしたら送れるかもしれません。
でも、そんな我ら8室人は、本当にそれでいいのでしょうか?いつの間にか、辺りが暗い場所に囚われてしまってないでしょうか?本当は、周りと自分をコントロールしても、幸せではないと気づいているのではないでしょうか?
長くなってしまったので、一旦ここで終わりにし、次回は、そんな我ら8室人が自由に羽ばたける環境について考えていきたいと思います。
8室人の気持ちは、8室人に聞こう
8室人として、占星術からボロクソに言われ落ち込んだこともありますが、今はもう他の占星術家からどう言われようとも、中立な立場で冷静に対処できるようになりました。
もし8室のことで気になっていたら、8室人の占星術家に相談してみてはいかがでしょうか?