木星期のスターダムと分割図の重要性
占星術を勉強する者から見ると、イギリス王室の方たちの出生時刻は信用性が高いため、重宝させてもらっています。
前回は渦中のヘンリー王子を取り上げましたが、今回は彼のお母さんで、永遠のプリンセス、ダイアナ妃を見ていきます。テーマは、『ダイアナ妃はなぜ、木星期(木星ダシャー)にスターダムにのし上がったのか?』についてです。
3室在住木星を持つダイアナ妃

出身地:イギリス・サンドリガム
ダイアナ妃のアセンダントはさそり座。
さそり座支配星・火星は、しし座10室に在位しているため、ぱっと見、彼女の人生のテーマは10室に関わること - 地位・名声・キャリア - であると言えます。
更に、10室にいる火星は自分の力量を最大限に発揮しやすく、かつ、しし座との仲も非常に良いため、彼女は名声を手にしやすい、とも言えます。
しかし、私は非常に疑問を持ちました。「何故、木星期に、あんなに有名になったの?」と。
ダイアナ妃の木星期が始まったのは、1982年2月、彼女が20歳の頃から。
彼女はチャールズ皇太子と1981年11月29日に結婚。ちょうど木星期に差し掛かる直前で、この結婚により、彼女が木星期に進む道が定められました。後のメディアの熱狂ぶりや世界中からの人気ぶりは、ここで記する必要もないほどです。
ダイアナ妃にとっての木星は、2室・5室といったラッキーなハウスの持ち主であり、木星自体が結婚や幸運、家族運や金運など、ありとあらゆるラッキーな惑星とされているため、確かに運気上昇の可能性もありますが、もちろん全員が全員そうなるわけではありません。
特に、ダイアナ妃のチャートの場合、木星は一番自分の力が発揮しにくい(=減退)山羊座、かつ3室(=マラナ・カラカ・スターナ)にいます。(逆に、木星が一番輝く星座はかに座、ハウスは1室。)
非常に悪いわけではないですが、一方、手放しで素晴らしい!と言える木星ではないのです。
仕事運を示す分割図 - ダシャムシャ・チャート
「何でかな~」と、色々見ていたら、答えは、メインのバースチャート(D1チャートとも呼ばれます)以外にありました。
それは、分割図のうちの1つ、ダシャムシャ・チャート(D10チャート)。

大きいチャート下段、右側がD10チャート
分割図とは、全体運を見るバースチャートを、さらに細かいテーマで占うために、あるルールに乗っ取って算出されたチャート。
D10チャートは、10ハウスにまつわる内容に特化して占うためのチャートです。
そのD10チャートで、ダイアナ妃の木星はなんと!10室に在位!!

仕事運・名声運を占うD10チャートで一番重要なハウスは10室と、分割図アセンダントである1室。
ダイアナ妃の木星は、D10チャートにおける1室魚座、10室射手座の支配星であり、定座の10室に在住。非常に素晴らしい配置であるため、何も言うことありません。
しかも、ダイアナ妃のD10チャートは、非常に特異なものとなります。
ダイアナ妃のバースチャートや他の分割図は、ぱっと見ごちゃごちゃしていて、通常それが一般的なのですが、ダイアナ妃のD10チャートだけ、綺麗に、1室+7室~12室まで惑星が間隔を空けることなく並んでいます。
一般的に、1~6室までがプライベートな空間、7~12室までが社会的な空間とされるため、社会的地位を示すD10チャートにて、7~12室まで惑星が連なることにより、その意味合いは強化されます。
また、D10チャートの1室にケートゥ、7室にラーフがいることにより、ダイアナ妃の社会的地位は運命づけられていたものと考えられます。
更に、D10チャートにおける木星は、ラーフ/ケートゥのちょうど中央にあたるハウスに位置しています。私は、この位置関係から、木星は一筋縄ではいかないジョーカー(切り札)を従えたラスボスなのだと捉えました。
ダイアナ妃のD10チャートを見ると、間違いなく、木星期で、社会的立場に関する「何か、とてつもなくすごいこと」が起こる、と約束されていたのです。
分割図利用には、正確な出生時間が必要
分割図は、正確な出生時間が分からないと使い物にならないので、注意が必要ですが、確かな出生時間が分かると今回のダイアナ妃のように、重要な出来事を示唆してくれる場合もあります。
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