2022年10月24日、イギリス初となるインド系首相が誕生。そして奇しくも、翌日25日は日食日。これはまさしく運命。
スナク氏が首相になった経緯も何ともドラマチックです。
ボリス・ジョンソンが首相辞任後、保守党党首選挙に立候補し、リズ・トラス氏相手に敗北。しかしトラス氏は首相就任からたった44日後に辞任を表明。敗者復活戦というか、棚ぼた的な形でスナク氏の首相就任が決定。
蝕はゲーム・チェンジャーなので、どんでん返しが十分起こりえます。突然何かが始まり、何かに終わりが訪れます。イギリス王室と蝕の関係については既に書いたとおりですが、まさか議会にまで影響するとは。イギリス人は蝕がお好き?
インド占星術家として、元インド在住者として、スナク首相の今後に期待しかないです。
というわけで、彼の出生図はこちら。
アセンダントは不明ですが、とんでもなく強い命式をお持ちです。スナク氏のように生粋のエリートで大富豪になるには、これほど強運のチャートを持たなければいけないのだと、敗北感を持ってしまいます。
注目ポイントは色々ありますが、ナクシャトラで言うとクリッティカーがかなり強いです。(動画解説はこちらから)はっきりとした物言いで分断や批判を巻き起こしますが、それは人々が聞きたくない真実をクリッティカーが語るからであり、本当に正しい判断を下せるのはクリッティカーの人たちです。そういった意味では、国民からの人気は得られなくてもスナク氏は良い仕事をすると思います。
また、非常に強い太陽を持つためエゴが強く、国民に寄り添う振りとか謝罪とかはできない人だと思います。
残念ながら彼の出生時間が不明。そして配偶者の誕生日さえも不明、プライベートな出来事の具体的時期もほぼ不明・・・と、アセンダントを特定するのは時間がかかりそうです。多分配偶者の誕生日が公開されていないのは、占星術を信じてやまないからだと思います。(インド系大富豪は間違いなく、占星術に信頼を寄せているはず)
しかし今回の首相就任は明らかに運命だったと言えるでしょう。
2022年のイギリス魚座新月チャート(各国の1年の様子を占う図)では、1室牡羊座にラーフが位置し、ラーフの度数は牡羊座28度。そのラーフはスナク氏が持つ太陽の真上に重なります。ラーフ/ケートゥはカルマ的作用を働きます。
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